先日、鮫洲運転免許試験場まで運転経歴書を取りに行った。
本来なら郵送してもらえるのだが、ヒマなので取りに行ったのだ。
最寄駅が鮫洲駅ということまでは、調べておいた。鮫洲駅で降りて、さてどうやって行かむとスマホを開くや否や、試験場までの道順を示す看板が目に入った。あら親切。その後、幾度も現れる看板のおかげで、一度も迷うことなく、無事に試験場へ到着できた。
そして、試験場の建物入り口を通った瞬間、息をのんだ。
違う、違いすぎる。
府中の運転試験場と、違いすぎる。
例えて言えば、府中は昭和で、鮫洲は平成。府中はアナログで、鮫洲はデジタル。府中は吉永小百合で、鮫洲は石原さとみ。
府中も鮫洲も基本的に行っている業務は同じはずだが、一体何が違うのだろうか。各地域の税金?罰則金?検挙率?
「同じ東京なのに、地方格差を感じずにはいられないなっ!」と、カミナリのツッコミを頭の中で再現しつつ、敗北感と共に鮫洲駅まで戻ったのでした。
ところで鮫洲駅前で見た、免許関連の申請書類作成業者(代書屋)さん、府中試験場の周りにも同業者は居られるのだが、あすこへ書類作成を依頼するメリットってなんだろう。
という疑問について、明確な回答が見つかった。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/96143/86460/15677465
どうやら昔は「代書屋で作ってもらった書類や写真がそのまま免許証になった」らしい。具体的にいつからその制度がなくなったのかは不明だが、その時には代書屋も焦っただろうね。人の不便不満を解消するところにサービス業が寄って立つのは当然の理だけど、前提となる制度や仕組みが変わった時点で、もう時代遅れのサービスになってしまう。
一方で、時代や制度に流されない普遍的なサービスをビジネスにするのがよいのだろうけど、何が普遍性を維持できるかなんて、誰にも分からんしねえ。
なんてことを、「カメラを止めるな!」を観る直前、腹ごしらえの為に立ち寄った松屋@川崎駅前店で考えていた。